3×3×3

ゆとりアラサーオタクのブログ

虎の威を借る狐

「虎の威を借る狐」

自分に自信を持てる部分はほぼ皆無なわたしだけど、友達選びのセンスだけはめちゃくちゃいい自信がある。
これはあくまでわたし調べだけど、わたしがわたしにとって最高な友達を選べているということが優勝なので他人の意見はどうでもいい。

なぜ突如そんなことを言い出したかというと、わたしが義理と人情人間であるからと、見知らぬ3人組の女子の会話があまりにつまらなかったからである。

少し前にどうしても古着屋巡りがしたくなり下北に行ったとき、買い物に疲れてひとりで喫茶店に入った。
アップルケーキを食べながら寛いでたら、隣に座ってた女子3人組の会話が耳に入ってきた。
会話から推定するとおそらく社会人1年目?かそれくらいの歳で、見た目は本当に普通のちょっと垢抜けないくらいの女の子たちだった。
ひとりの女の子が引っ越しをしたという話をしていて、都心で駅近なのでとても便利だ、というと(ここまではまあ普通)、え、でもここ狭くない?とか川近いじゃん、とか、とにかく他の子がいい物件であるとは言わずあら探しをする。特に盛り上がりもしないまま、違う子が海外旅行によく行く、クレジットカード使いすぎてランク上がった?みたいなお金持ちアピール。
え、こんなコンビニに置いてある漫画みたいなマウント合戦本当にあるの???って異世界にいるような感覚になった。
この子たちは、別にそんな面白くもない変なことがツボに入って腹痛すぎて声出なくなるくらい爆笑することはあるのだろうか。一緒にいると楽しすぎて写真なんか撮る概念忘れたり、大阪まで旅行に行ったのに観光せずただのレストランみたいなとこで永遠喋り続けたりすることはあるのだろうか。
ちなみにこれはわたしからの素敵な友達いるマウントね。

何を友達と定義するかなんて別に決めたことないけど、わたしが会いたいと思って遊ぼうって誘う人のことをわたしは勝手に友達だと思ってる。(向こうから友達と思われてるかは知らないけど)

そして、わたしは友達全員のことをめちゃくちゃ尊敬してる。というか、わたし基準で尊敬する人じゃないと仲良くなりたいと思わないし、これは上から目線ではなくむしろ下から目線なのよ。わたしが下から目線出来る人が大好きだし憧れだし友達だと思ってる。

たとえばわたしは人見知りなので、コミュ力が高くて友達が多い人は尊敬に値するし、自分は芋臭いから垢抜けててセンスいい人も尊敬、話が面白い、顔がかわいい、仕事ができる、要領がいい、優しい、性格がいい、とかいろんな要素で各友達に尊敬ポイントがある。

そんでみんな当たり前にわたしのこと否定しないのよ。喋りすぎてたまに話聞かれてないなってときはあるけど。本来であればわたしは性格悪いし我が強いし短気だし、嫌われる要素満載なんだけど、基本みんな受け入れて適当に流してくれてる。
で、会話の中で全員がそうなのよ。全員が全員誰のことも否定しないし、ずっとむしろ誉めあってるの。
女子はお世辞で上辺の会話してる~みたいなしょうもないこと言ってるやついるけど、そもそも本音だし、変に否定しあってる方が一緒にいて意味ある?という気持ち。

自分にコンプレックスだらけでわりとすぐ自己嫌悪になるけど、友達と遊ぶとまじで自己肯定感爆上がりするから最高に楽しいんだよねわたしは。
あと、わたしが世間一般に面白い人かどうかは置いておいて、少なくとも友達はわたしの話でめっちゃ笑ってくれるから、自分が面白い人間だと思うことが出来るし、友達笑わせたときにめっちゃ自分の存在意義を見出だしてる。
あと友達の話もめっちゃ面白い。

形を少し変えれば「こんな最高のツレがいるオレ、幸せもんだよな」って感じの湘南男とかと同じマインドなんだよねわたし。
あとは言葉だけでいうと「オレ、芸能人の○○と友達だよ?」とかいう六本木男とも大枠で捉えればまあ同じ。自分には自信ないけど、素敵な友達と一緒にいるから自分も素敵な人間になったと思い込んでる。

ちなみにわたしは思ったことを全部本人に伝えたい性格なので、普通に本人目の前にして同じようなこと言ってるんだけど、それを喜んでくれつつもまた始まったって感じで適当に流してるのも好きなんだよなあ。