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ゆとりアラサーオタクのブログ

ラストワン

「ラストワン」

 

わたしはつくづくBUMP OF CHICKENに生かされているなと感じることがある。

知り合いからすれば耳タコだろうけど、いつ何時も、ふっと歌が脳裏から離れなくなって、いや今までもずっとそばにいたじゃんと声をかけてくれるのだ。

 

 

 

約束が欲しかったんだ 希望の約束が

そのためなら全てを賭けられる様な

それがある誰かさんはぎりぎりで大変なんだって

それがないからといってそんな風に見ないで

 

一日中何してたんだっけ イライラしたのは何故だっけ

受け入れたような顔をして 欲張っているんだろうなきっと

 

 

なんでちゃんとお腹は減るの なんのために息は続くの

明日もきっと生きてるよ 誰にも関係ないままで

 

 

 

これはラストワンという曲の歌詞の一部なのだけど、ここ最近ずっとわたしが考えていたことをそのまま歌っているようだった。

BUMPファンあるあるだと思うのだけど、それまで何度も聴いていたけど特に何も思っていなかった曲が、長い年月を経てふと自分の中にストンと落ちるような感覚になることがある。

ラストワンもそうだった。中学生のころはストーリー性のあるリビングデッドの曲が大好きだったけど、歳を取るとコスモノートやRAYの曲が自分に重なる瞬間が増えてきた。

 

先日わたしは30歳になった。別に20代と30代で何かが劇的に変わるわけではない。だけどわたしは自分が歳を重ねて素敵な人間になっていると思えないから、歳を取るということにとても恐怖や不安を感じている。

日本では(人間では?)結婚適齢期と呼ばれる時期がある。わたしは結婚願望があるかと言われると、まあ出来たらいいなくらいの気持ちなので別に結婚できない事に対する不安とか焦りみたいなものはそんなにないんだけど、自分が誰からも特別な存在になれない、大切だよって言ってもらえないことに対してものすごくコンプレックスがある。

そのコンプレックスがここ最近大きくなっていて、そのタイミングで誕生日を迎えたから、余計に拗らせてしまって自分の存在価値なんてないんだ、とひどく落ち込んでしまった。

そんなしょうもないこと、と言われるのは承知だけど、わたしにはお誕生日を祝ってくれる人がいなかった。

別に当日じゃなくてもいい、プレゼントが欲しかった訳でもない。ただ、誰かから誕生日だから一緒にご飯でも食べよって言って欲しかった。

もちろんメッセージを送ってくれた友達もいたし家族や親戚もメッセージをくれて、会社の人もプレゼントくれたりして、今思えば十分じゃん!ってなるんだけど、その時は謎の病み期に突入してたので、わたしに会いたいって思ってくれる人は誰もいないんだな、と思ってしまっていたのだ。

 

輪をかける様にして、度重なる遠征の予定により史上最大の金欠になってしまったので、自分から遊びの予定を立てずにいたら、本当に1ヶ月、なんの予定もなかった。

わたしが遊びに誘わなかったら、予定って何にも出来ないんだなって思った。

会わなくても平気というか、会おうってほどまでにはわたしに対する感情って無いんだろうな、って思えてきてしまってメンヘラ化し、いつもはそれでも一方通行でもいいと思って声をかけるところ、意地張って自分からは声をかけないでいて、余計に自分で傷つくという。

最終的には、自分が死んで悲しんでくれる人はいても、生活がままならなくなる人なんて別にいないんだろうなと思うと、自分がなんで存在してるのか分からなくなって、毎晩その事を考えてしまって眠れなくなるという日が続いた。

考えれば考えるほど涙が止まらなくなって、SNSで大切な誰かとの写真を上げている人を見るのが辛かった。

 

そんな時にラストワンがふっと脳内に流れてきて、改めて歌詞カードを見ながら曲を聴いた時、本当に救われた気持ちになった。自分のことを歌ってくれているかのように感じた。

あんまりBUMPに重荷を背負わせたくないけど、それでもやっぱりBUMPの音楽はわたしの心の拠り所でいつも生きる道標を与えてくれる。

BUMPの音楽はとても優しいけど、そんなに甘やかしてはくれない。「夜を凌げば太陽は昇るよ そうしたら必ずまた夜になるけど」だし、 「自分を嫌えば許される それは間違い 自意識が過剰 そもそも嫌えていない」なんだけど、「どうせいつか終わる旅を僕と一緒に唄おう」だし、「考えすぎじゃないよ そういう闇の中にいて 勇気の眼差しで次の足場を探しているだけ」なんだよ。

なんでBUMPがこれほどまでにファンに重い愛を持っている人が多いのか、この文章で少しは伝わったんじゃないかなと思ってる。

 

ところでそんな人いるのか分からないけど、もしわたしのことを心配してくれた人がいたとしたらそれは安心してほしい。わたしのメンタルは思っているよりもめちゃくちゃ鋼だ。

そもそもこんなメンヘラなブログを公に知り合いに公開するくらいのメンタルだし、泣いて眠れない夜を過ごしてもショートスリーパー気味なので普通に翌日会社に行って仕事してる。

BUMPはもちろんだけど、音楽もHey!Say!JUMPもモーニング娘。もわたしにはある。逃げ道をいっぱい用意してる。

 

それでもやっぱり、自分を元気にさせてくれるのは身近な人で、友達と遊ぶだけでテンション爆上がりになるし、生きる糧になる。

だから、本当に心からのお願いだけど、わたしに遊ぼうって声をかけてほしい。人助けになると思って。

会いたいって思ってくれてるんだなの証拠になるから。わたしがそれだけで安心できるし、それほどまでに本当に誰からも誘われないから。

実は嫌われてるから誘われてないだけなのによくこんなこと言えるよな、という可能性の恥はないのが謎だけど。

 

このブログも恥ずかしくなったら消すかもしれないけど、今のところ恥の概念はぶっ飛んでるみたいなのでなさそう。