3×3×3

ゆとりアラサーオタクのブログ

ひとりで生きられるのとひとと生きられるのはどちらが強いの?

「ひとりで生きられるのとひとと生きられるのはどちらが強いの?」


「ひとりで生きられそうって、それってねぇ褒めているの?」というJuice=Juiceの有名な曲のタイトルを見たとき、こちら側サイドが大共感できる曲なのかなって思ったんだけど、曲を聴くと根本的な考え方が違うのかもしれないなと思ってふと疑問に思ったことをブログに書きたくなった。

(わたしはJuice=Juiceのことは無知なので、この曲についての解釈が間違ってる部分はあるかもしれないんだけど、あくまで楽曲解釈は本題ではなく、それをきっかけに考えたというだけなので、ファンの方は優しい心で見てください。めちゃくちゃ素敵な曲だと思ってます。)

上記の曲の中の「私」は、本当は寂しがり屋で弱い部分もあるのに、意地っ張りな性格や周りからのイメージで、ひとりで生きていけるたくましい人物として生きていて、だけどそれって素晴らしいことだよね、その自分を誇っていこう、そして人を愛していこうということを歌っている、と私は理解したんだけど(ざっくりすぎてすみません)、ここでわたしが思ったのは、ひとりで生きられることって強くてたくましいことなんだろうか?ということです。

もし私たちの暮らす世界がサバンナや発展途上国のような場所だった場合、そんな環境の中でひとりで生きていく能力があるのはまぎれもなく強くたくましいと思う。
でも、いくら不景気といえども日本のような平和な国で暮らしている自分たちにとって、いちばん生活に影響が出るほど大切で難しいものって、人間関係なんじゃないかなと思うのよ。

そうした時に、恋愛というのは人間関係の最たるもので、長い一生をパートナーと過ごすことを決めて同じ世帯を作り上げている人(ひとと生きられる人)の方が、一人で生きられる人よりもよっぽど強くてたくましいのではないか、と思ったの。

だって、世の中にいる全員が他人なわけで、自分が思うようにすべてが合致する人なんているわけないじゃん?
それでもその人への愛とか、一種の諦めとか、何かしらの努力を経て一緒に暮らしていくためにすり合わせをずっとしているわけでしょ。
それって相当ストレス貯まるし体力使うことだと思うのよ。

それに比べて一人で暮らすって本当に楽。時間もお金も感情も全て自分のために使えて、誰かと力を合わせて努力しなくても生きていける。語弊を恐れずに言うと、人と向き合うことを放棄してるとも言えるよね。

だからわたしは、ひとりで生きられる=強くてたくましいという思考に違和感を感じたんだよね。

だけども、この話はここで終わりではない。
そもそもじゃあなんで、ひとりで生きられる=強くてたくましいという考えを持っている人がいるのかってことを考えたときに、基本ベースの思想っていうのがこれまでの人生によって変わるんだろうなと思ってる。

ひとりで生きられる人を強いと感じる人は、根底にひとり=寂しい、孤独っていう考え方があるんだよね多分。
で、その考え方がある人って、これまで誰かと過ごすことが当たり前にあった人なんだと思うのよ。
その人にとってはひとりでいる寂しさよりも、人と過ごすためのすり合わせの方が苦ではなくて、だからひとりでいる人は寂しさを我慢できる人=強いと感じるんだろうなきっと。

それでわたしは紛れもなくそうではない人で、誰かと過ごす生活を送ったことがないからひとりでいることに寂しさや孤独なんて感じていないから、ひとと過ごしている人=努力できる強さがある人と認識しちゃう。

ここまで当たり前っちゃ当たり前の話をずっとしてるから、何を今さらと思う人はいるかもしれないけど、この考え方の違いを友達との何気ない会話で強く感じることがあるんだよね。
めちゃくちゃ大好きで気の合う友達としか会わないから、話はめっちゃ合うんだけど、この考え方の違いによって、ひとつの話題に対する感想ってこんなに違うんだなあ~~としみじみ思うことがよくある。みんなはそんなこと思ったりしない?

性善説性悪説みたいな感じで、こと恋愛においての話題だと、より顕著に現れる根底の考え方の差だなと思ってます個人的には。

ところで、わたしの認識の中では上記の通り人と暮らしていける=人間関係の努力ができる人だと思っているので、反対に自分がめちゃくちゃ人見知りで人になかなか心を開けないのはそれが原因なのではないかなと思ってる。

誰か一人と向き合って、お互いの及第点を探っていくということをしていないから、その作業がいい年しても出来なくて、人に心を開くまでにめっちゃ時間がかかるのでは、と思う。
これは交遊関係の狭さにも影響していて、すり合わせしながら仲を深めていく努力が出来ないから安心安全の大好きな友達だけとしか遊ばない。
しかもやっかいなことに、それで満足しちゃってるから一生このままなんだよね。

自分がアラサーになったから目につくようになったからなのか、本当に流行ってるからなのかは分からないけど、最近よく今まで全然彼氏出来ませんでしたみたいな少女漫画を良く見るんだけど、当たり前に少女漫画だから年下のかわいい男の子とか捕まえてて全然共感できないのばっかで、(でもじゃあただひたすらアラサーが一生モテない様子を描いた漫画は何が面白いのすぎるけど)、でもそのなかで読んだ「瓜を破る」という漫画の冒頭があまりにも刺さりすぎたからわたしのような人生を送ってる人はぜひ読んで!(そんなやつはいない)

で、長々書いたんだけど、結局ひとりで生きられるのとひとと生きられるのはどっちもすごいのよ多分。
自分に適した(もしくは選択した)道でひたすら生きてるだけなんだよねみんな。
考え方が違うだけなの。そんで違う考え方同士でも仲良くなれるし一緒に楽しめるの。

だけどわたしは、人生で一度はすり合わせの努力をしてみたいとは思ってるよ。
そしたら考え方が変わるかもしれないじゃん??

今年30だけどまだまだ気持ちは若いので精神年齢低めに頑張って生きていきます。2022年もよろしくね!