3×3×3

ゆとりアラサーオタクのブログ

人生の潔癖症

「人生の潔癖症


今年の9月で30歳になる。
成人してからはや10年、人生の3分の1は大人として生きているのに、わたしの人生の経験値は未成年のようなものである。
大人の遊びをしたことがないからだ。

大人の遊び、って一体なにという話だけど、大人だからできる遊びと考えてみる。
わたしは、お酒をたらふく飲んで酔っ払って羽目を外したことがない。
わたしは、今日はもうどうにでもなれと思ってその辺の男性と関係を持ったことはない。
興味本位ですらタバコを吸ったこともないし、ギャンブルもしたことない。
度が過ぎるとクズと言われるような、どこかワルを感じるような少し大人な遊びをやったことがないから、当然それによってやらかしちゃったなんてエピソードもない。

政治と宗教の話は人前でするなと教えられてきたけど、わたしのなかでこのやらかしエピソードも触れてはいけない禁句と認識している。

というのも、わたし自身が人のそういう話を聞くと、もう絵に描いたようなドン引き顔をしてしまうからである。
人は、自分の価値観から大きく離れた価値観に遭遇するとびっくりするしあんぐりしてしまうと思うんだけど、わたしの場合、この類いの大人のやらかしエピソードはそれに当たり、空気を険悪にしてしまう。

ここで問題なのが、こういう大人のやらかしエピソードは本来、誰でもひとつやふたつは持っていて、相手に安心感を抱かせる?笑い話のはずということである。

軽い気持ちで話してくれた相手に対して、わたしは軽蔑したかのような顔をしてしまう。
わたし自身人を軽蔑できるような立派な人間ではないにもかかわらずね。

だけど、わたしが今までの人生で1度もそういう経験をしたことがないから、どうしても自分の中の価値観が凝り固まってしまい、それを表情に出してしまう。

わたしと長年仲良くしてくれている友達は、みんなそこを理解してくれているから、そういう遊びに誘わないし話もしないでいてくれる。
だからこそ、友達の知らない部分っていうのを生み出してしまっているんだろうなと思うから、それでびびるのは自業自得なんだけど、でもそれによってどこまでも掴みきれないミステリアスな部分を感じてより好き!ってなってるから結果オーライでもある(あまりにも自分勝手な解釈だけど)。

ところで、このようにわたしが人生においてある種の潔癖症であることを語ってきたんだけど、この潔癖症は遊びの部分だけではない。

生活についてもそう。わたしの部屋はいつでも片付いていて、いくら忙しかろうが散らかったことがない。家事もひととおり自分で出来る。
そして誰かに依存したこともない。自分の人生の選択肢を誰かに委ねたこともない。

こういう風に書くと、いかにも自分が自立していて真面目な人間であるかのようにアピールしているようだけど、わたしは全くもって自立した真面目な人間なんかではない。

自立という部分では、生活費は自分で賄っているけど、いまでも親に甘えたままだし、仕事もある程度は頑張るけど向上心はなく、部屋も散らかしはしないけど、水回りは超汚い。
あくまで自分の中のルールが徹底していてそれから外れると許せない懐の小さい潔癖症なだけなんだよね。

自分で作ったお堅いルールに縛られながら生きてるだけだということを、この歳にして考えてしまうようになった。

先日実家に帰省してお母さんと話していたときに、自分がいかに恵まれた環境にいるかを感じた。
お母さんが「あんたのこと自由に育ててあげたと思うけどなあ」と言ったとき、「わたしもそう思う」と即答できるほどに自由にさせてもらったと思う。
それと同時に、自分が狭い世界で生きてるのは自分が自分を縛ってるだけなんだなあと感じた。
それをお母さんに伝えたら、「自分で縛られてるだけならいいじゃん、周りから縛られるんじゃないなら」と言われた。
たしかに!自分の意識さえ変えればいくらでも人生変えられるの、幸せなことだなあと思った。(なんの話)

ちなみに、わたしは昔からの関係や風習を好み、変化や新しい環境を苦手と思う生活をしている。
だから、いろんな土地を点々としてその場で新しいコミュニティを作っていけたり、今の環境に執着しない人にものすごく憧れてる。

結局は自分が出来ないことが出来てしまう人に憧れと嫉妬があるから、自分の価値観をガチガチにして自分を守ってるのかもね。

わたしが30歳を超えて、この先の人生ベロベロに酔っ払って羽目外したり、鬼のフッ軽人間になったりすることなんてあるのかな。
あったとして、その1やらかしで人間性とか価値観変わったりするのかな。
なんか価値観は変わらずひたすら自己嫌悪に陥りそうな気もするけど笑

でももはやいまは、そんな時代もあったな、若かったな、って落ち着く歳な気もするから、いまさら変わらなくていいかとも思う。

そんなどうでもいいことを考えるくらい長い皮膚科の待ち時間でした。

ひとりで生きられるのとひとと生きられるのはどちらが強いの?

「ひとりで生きられるのとひとと生きられるのはどちらが強いの?」


「ひとりで生きられそうって、それってねぇ褒めているの?」というJuice=Juiceの有名な曲のタイトルを見たとき、こちら側サイドが大共感できる曲なのかなって思ったんだけど、曲を聴くと根本的な考え方が違うのかもしれないなと思ってふと疑問に思ったことをブログに書きたくなった。

(わたしはJuice=Juiceのことは無知なので、この曲についての解釈が間違ってる部分はあるかもしれないんだけど、あくまで楽曲解釈は本題ではなく、それをきっかけに考えたというだけなので、ファンの方は優しい心で見てください。めちゃくちゃ素敵な曲だと思ってます。)

上記の曲の中の「私」は、本当は寂しがり屋で弱い部分もあるのに、意地っ張りな性格や周りからのイメージで、ひとりで生きていけるたくましい人物として生きていて、だけどそれって素晴らしいことだよね、その自分を誇っていこう、そして人を愛していこうということを歌っている、と私は理解したんだけど(ざっくりすぎてすみません)、ここでわたしが思ったのは、ひとりで生きられることって強くてたくましいことなんだろうか?ということです。

もし私たちの暮らす世界がサバンナや発展途上国のような場所だった場合、そんな環境の中でひとりで生きていく能力があるのはまぎれもなく強くたくましいと思う。
でも、いくら不景気といえども日本のような平和な国で暮らしている自分たちにとって、いちばん生活に影響が出るほど大切で難しいものって、人間関係なんじゃないかなと思うのよ。

そうした時に、恋愛というのは人間関係の最たるもので、長い一生をパートナーと過ごすことを決めて同じ世帯を作り上げている人(ひとと生きられる人)の方が、一人で生きられる人よりもよっぽど強くてたくましいのではないか、と思ったの。

だって、世の中にいる全員が他人なわけで、自分が思うようにすべてが合致する人なんているわけないじゃん?
それでもその人への愛とか、一種の諦めとか、何かしらの努力を経て一緒に暮らしていくためにすり合わせをずっとしているわけでしょ。
それって相当ストレス貯まるし体力使うことだと思うのよ。

それに比べて一人で暮らすって本当に楽。時間もお金も感情も全て自分のために使えて、誰かと力を合わせて努力しなくても生きていける。語弊を恐れずに言うと、人と向き合うことを放棄してるとも言えるよね。

だからわたしは、ひとりで生きられる=強くてたくましいという思考に違和感を感じたんだよね。

だけども、この話はここで終わりではない。
そもそもじゃあなんで、ひとりで生きられる=強くてたくましいという考えを持っている人がいるのかってことを考えたときに、基本ベースの思想っていうのがこれまでの人生によって変わるんだろうなと思ってる。

ひとりで生きられる人を強いと感じる人は、根底にひとり=寂しい、孤独っていう考え方があるんだよね多分。
で、その考え方がある人って、これまで誰かと過ごすことが当たり前にあった人なんだと思うのよ。
その人にとってはひとりでいる寂しさよりも、人と過ごすためのすり合わせの方が苦ではなくて、だからひとりでいる人は寂しさを我慢できる人=強いと感じるんだろうなきっと。

それでわたしは紛れもなくそうではない人で、誰かと過ごす生活を送ったことがないからひとりでいることに寂しさや孤独なんて感じていないから、ひとと過ごしている人=努力できる強さがある人と認識しちゃう。

ここまで当たり前っちゃ当たり前の話をずっとしてるから、何を今さらと思う人はいるかもしれないけど、この考え方の違いを友達との何気ない会話で強く感じることがあるんだよね。
めちゃくちゃ大好きで気の合う友達としか会わないから、話はめっちゃ合うんだけど、この考え方の違いによって、ひとつの話題に対する感想ってこんなに違うんだなあ~~としみじみ思うことがよくある。みんなはそんなこと思ったりしない?

性善説性悪説みたいな感じで、こと恋愛においての話題だと、より顕著に現れる根底の考え方の差だなと思ってます個人的には。

ところで、わたしの認識の中では上記の通り人と暮らしていける=人間関係の努力ができる人だと思っているので、反対に自分がめちゃくちゃ人見知りで人になかなか心を開けないのはそれが原因なのではないかなと思ってる。

誰か一人と向き合って、お互いの及第点を探っていくということをしていないから、その作業がいい年しても出来なくて、人に心を開くまでにめっちゃ時間がかかるのでは、と思う。
これは交遊関係の狭さにも影響していて、すり合わせしながら仲を深めていく努力が出来ないから安心安全の大好きな友達だけとしか遊ばない。
しかもやっかいなことに、それで満足しちゃってるから一生このままなんだよね。

自分がアラサーになったから目につくようになったからなのか、本当に流行ってるからなのかは分からないけど、最近よく今まで全然彼氏出来ませんでしたみたいな少女漫画を良く見るんだけど、当たり前に少女漫画だから年下のかわいい男の子とか捕まえてて全然共感できないのばっかで、(でもじゃあただひたすらアラサーが一生モテない様子を描いた漫画は何が面白いのすぎるけど)、でもそのなかで読んだ「瓜を破る」という漫画の冒頭があまりにも刺さりすぎたからわたしのような人生を送ってる人はぜひ読んで!(そんなやつはいない)

で、長々書いたんだけど、結局ひとりで生きられるのとひとと生きられるのはどっちもすごいのよ多分。
自分に適した(もしくは選択した)道でひたすら生きてるだけなんだよねみんな。
考え方が違うだけなの。そんで違う考え方同士でも仲良くなれるし一緒に楽しめるの。

だけどわたしは、人生で一度はすり合わせの努力をしてみたいとは思ってるよ。
そしたら考え方が変わるかもしれないじゃん??

今年30だけどまだまだ気持ちは若いので精神年齢低めに頑張って生きていきます。2022年もよろしくね!

「極」

誰が見てるのっていう感じのこのブログでめちゃくちゃ楽しかった今年1年をどうしても振り返りたくて、乗り物酔い激しいわたしがわざわざ酔い止め薬を飲んでまで帰省する新幹線の中でこれを書いてます。

今年の漢字が毎年発表されるけど、わたし個人的な今年の漢字は「極」だったなあ、と思う。
とにかく好きなものを極めたし、諸々生活習慣とかも自分に適しているものを極めた1年だった。

今の会社に入ってから毎年のことになるけど、年明けてからしばらくして4月上旬くらいまで、その名の通り繁忙期だった。
しかし、3月に至っては週に1日しか休みがないにも関わらずなぜか毎週予定を入れ、疲れすぎてうまく笑えなかったりちょっとした隙間時間に寝てしまってたくらいだったのに、それでも趣味に没頭する時間も作ってた。
もうこの時期からすでに活動的な1年が始まってたのかもしれない。

そんな繁忙期に極めたのは足を洗ったはずのHey! Say! JUMPへの愛だった。
オタ卒とは一体何だったのか?というくらい猛烈なスピードで再熱し、むしろ今では全盛期を上回るくらいまで登り詰め、毎日の生活に欠かせないものになっている。
4月には配信ライブがあり、そして12月には有観客ライブ。良曲3枚のシングル発売に自担の主演ドラマ。15周年突入。オタク出戻りには申し分ないほど条件が揃いすぎていて、いま、Hey! Say! JUMPのオタクでいるのがまじで楽しい。8人から与えられるエンターテイメントはどれも至高で多幸感に満ち溢れていて、わたしの生活を明るい太陽のように照らしてくれています。

次に極めたのは健康。4月にパーソナルジムの体験教室に行ってから、今現在までずっとダイエットをしているんだけど、ダイエットをしてめちゃくちゃ健康になった。
食生活が大幅に改善されたことでまず体が健康になったんだけど、具体的に言うと、毎日の炭水化物を玄米中心に変えたことでめっちゃ便通が良くなった。決まった時間に必ず出るようになって生活リズムが整うようになった。ただ知識はないので本当に効果が検証されているものなのかは知らないからあくまでわたしの体はそうだったよというだけね。
あと基本的に脂っこいものや炭水化物を夜に食べないので、翌日に胃が空の状態になってて、起きたらちゃんとお腹が空いてる。そのおかげで朝ごはんをしっかり食べるようになって、午前中から活動的に動けるようになった。
休みの日も昼まで寝てるのが当たり前だったのに、最近は朝必ず起きて午前中のうちに家事を済ませてしまうくらい清々しい日々を送ってる。
ちなみに、1度も風邪を引かなかった。

次に極めたのは遊び。2021年、予定のない休日は数えるほどで、毎週のように友達と会ったりライブに行ったりひとりでお出かけしてたりしてた。
もちろんこんなご時世で、ほぼ遠出はしなかったし遊ぶのもだいたい家だったけど、大好きな友達や音楽やエンタメに触れるということがわたしにとって何よりも生きる意味だから、そんな予定を週末に組み込むことで平日をワクワクで乗り切ることができた。
家で友達と話してるだけってお金かかんないし周りも気にしなくていいのに、あんな楽しいことある???ってくらい秒で時間経ってるんだよなあ。まじで時間制限なかったら一生話してると思う。
そして生のライブ、これほど生きてるを感じる時間はない。わたしが東京に出てきて高い家賃を払ってでも住み続ける理由なんだもん。音楽から与えられるパワーって本当にすごいよね。いつもこの感情になったとき花の名の「生きる力を借りたから生きているうちに返さなきゃ」を思い出す。

そして最後に極めたのは暮らし。これまで書いてきたこととニアリーイコールなんだけど、なんか、丁寧な暮らしとはまでは行かなくても、一人暮らしをとことん満喫したなと思う。
生活習慣面で、朝から活動して時間を無駄にしないようになったし、元々だけど部屋は常に片付いていて綺麗な状態で、かわいいものを集めたりペンキを塗ったりして部屋を好みに変えて、食事にも気を使うようになって、とどのつまり最近は料理にハマっている。
料理にハマったきっかけは、ダイエットの影響で自炊する機会が増えたのと、お気に入りの料理系YouTuberの子の動画にハマったから。
料理をするようになると、楽しみがめちゃくちゃ増えた。
スーパーへ買い物に行くことがめんどくさい→アトラクションに変わった。あと、可愛い食器や調理器具を買い揃える楽しみができた。そうやってお気に入りが増えると早くそれを使いたくて早く料理が作りたくなる。それで少しずつレパートリーが増えていくっていう見事な沼っぷり。
正直まだめちゃくちゃ初心者で全く上手ではないんだけど、週末はあれ作ろーとか考えてる時間がめちゃくちゃ楽しいので、新しい趣味が増えて良かった!と思ってます。

このように色々なことを極めた結果、本当に心から楽しかった~って思える1年になったし、痩せて標準体重になってちょっと卑屈が解消されたかも?な感じでとにかく心が元気そのものな1年だった。

もちろん年齢的な部分での将来の不安は抱えながら生きてるけど、でも楽しいからいいじゃん!?とも思うくらいにはメンタルは丈夫だし、20代ラストイヤー楽しむぞ!!!!という気持ち。

またこれから苦しい繁忙期やってくるけど、それが明けたらみんなまたいっぱい遊んでね!!!!ラブはろり!!!

なんて素敵な世界

「なんて素敵な世界」

今日は世界でいちばん素敵なアイドルに会いに幕張に行ってきた。
この幸せな余韻を忘れたくなくて帰りの京葉線で書きなぐっておこうと思い、必死で携帯握りしめてます。

朝は7:30に起きた。そんな早く起きなくても充分に間に合うのだけど、そもそももう何日も前からずっと楽しみとワクワクとドキドキとソワソワで浮わついた気持ちで日々を過ごしていたもんだから、当日に目覚めないわけがない。

アリーナツアーをやると発表されて、それまで頑張っていたダイエットのご褒美なんじゃないかと思って、少なくともJUMPに会うまでは絶対続けてやる!と思って今日まで頑張ってきた。
ダイエット前から10キロ痩せて、食事制限だけではもうこれ以上厳しいのかも、、と下げ止まりモード突入してたけど、ちゃんと今日、これまででいちばん軽い体重を叩き出すことができた。本当に嬉しかった。

今日着るお洋服は前から決めていて、本当は新しい服を買いたかったけど金欠でしんでたので、持っているお洋服の中でいちばんのお気に入りだけど太って着れなかった青のベロアのワンピースを着た。
今日のために日曜日に美容院とネイルに行き、わたし史上いちばん可愛い状態で家を出たのよ。

もちろん電車の中ではずーっとJUMPの曲を聴いてて、ワクワクとともに何か緊張していた。

期待に胸を膨らませてたら途中で電車にオタクが全然いないことに気付いた。
あれ??いくらアリーナツアーといってもこんなに電車でオタクに会わないことある??と思ってふと心配になり調べたら、京葉線武蔵野線を間違えて乗るという超初歩的なミスを犯してた、、、、、
急いで乗り換えて入場時間ギリギリに会場につくことが出来た。

アルコール消毒して検温して、待ちに待ったチケット発券、、、、、いちばん後ろのブロックで、まあそんなもんだよな、当たるだけで奇跡なんだから、と思って開場までソワソワしながら待った。

fabのメルヘン衣装で登場したJUMP、まさかの一曲目がWhite Loveで声を出しちゃいけないと分かっているオタクたちも思わずえっ!!!!って声出ちゃってたよ、、、、、

キラッキラの8人が歌って踊る姿を見るだけでも大幸せなのに、なんとバックステージと通路が鬼近だったことに気付く。
ハッキリとバチクソ綺麗な8人の顔面を見納めました、、、、、
あまりにもハッキリと目の前に見えるもんだからなんかこれは一体どういうこと?って脳の処理が追い付いてなかったたぶん。
未だに記憶曖昧だもんな。

脳内バグりすぎて曲順とか全然覚えられてなくてちぐはぐな記憶手繰り寄せるんだけど、めちゃくちゃ素敵な演出があったので語らせて。

わたしの大好きな千夜一夜を配信ライブでもやってた幻想的な半透明のカーテンをバックに踊ってたんだけど、曲の最後でメンバーの前に上から落ちてきた真っ白なカーテンで覆われてそこに狼が映し出されたと思ったら一瞬でその幕が下りたあとに狼青年の衣装に着替えたJUMPが出てきて、ほんの数秒だったと思うんだけどそれがかっこよすぎてみんな思わず息を飲んですご、、、、ってなってた。
儚さと怪しさが共存する美しい演出でした、、、、、

そのあとに、Break the wallのより壮大にロックにアレンジされたイントロが流れて、会場内に炎が燃え上がった空間に歌い出しのイントロとともに光剛山で青の衣装で登場したJUMPがバチバチにかっこよかった、、、、、
Break the wall→Try&error→群青ランナウェイの3コンボ、ただひたすらにかっこいい空間で圧倒されるばかりでした。

MCのコーナーではいたじゃんSPの話でまた伊野尾くんがダンス手抜いてるといじられてました。いつも通りのわちゃわちゃJUMPで最高だったし笑ってたんだけどやばい記憶飛んでる何話してたんだっけ、、、、、脳が情報処理追い付いてないじゃんわたし。

あとさあ、かわいいJUMPももちろん詰め込まれていたわけよ、Lovely Danceではみんな1列になって肩に手置いて歩いてた、それオタク全員好きなやつじゃんありがとね。

そして伊野尾担のわたしでも触れておかなければいけないことが2つ。前述の通り通路が目の前だったので移動中のメンバーを見れたのはもちろん四方八方にメンバーが散らばって踊る系の曲で特定のメンバーが来てくれたんだけどさ、オタク大好き我Iで山田くん、Sing-alongで薮くんが来てくれて、山田くんはまじで自然発光してたし薮くんは溢れ出る優しさオーラで多幸感ばらまいてたわけよ。
山田くん担の友達と一緒に行きたかったなあと心から思ったから、来年も絶対にツアーやってほしいな。

それでね、わたしはHey! Say! JUMPのファンであると同時に一点の曇りもない伊野尾担なんです。
伊野尾くんに出会えなければHey! Say! JUMPはおろかジャニーズにすら全く興味のない人生を送っていたわけだから、何があっても伊野尾くん以外のアイドルを伊野尾くん以上に好きになることはないのね。
でも立ち位置的にどうしても伊野尾くんがガッツリ目の前で歌ってくれるタイミングがなくて、仕方ないよね、、、、て諦めかけてたらさ、最後の最後にアンコールでちょっと長めに滞在してくれて。
ちっっちゃい顔につやつやお肌、整った鼻筋に華奢な体で、美しくて儚くて言葉になんて出来るものではなかった。
あの綺麗で繊細な指でひらひらとお手々を振りながら、とびきりの笑顔を見せてくれたもんだから、わたしはもう胸がいっぱいです。本当に生まれてきてくれて、ジャニーズに入ってくれて、Hey! Say! JUMPになってくれてありがとう。

ファンの子達もちゃんとマスクしてお洒落してなるべく声出さないように頑張ってたよ。
これからもJUMPが楽しく活動出来るように、清く正しく公式にお金を落とすオタクであり続けようと思います。

君と同じ時代に生まれてきた僕らはついてる!!!!!!
(みんな大好きFrom.より引用)

我慢は重ねた方ができる

「我慢は重ねた方ができる」

 

わたしは古着屋さんの試着室でトドみたいに太った自分の姿を見てあまりの醜さに絶望した。せっかく若いのに可愛い服を着れないのは嫌だ、若いうちに可愛い服を可愛く着たいと思った。ただそれだけの理由で突然思い立ちこれまでの人生一度もできたことがなかったダイエットを始めた。

 

思い立ったのは4月、これまで何度もジムやヨガの会員費をドブに捨ててきたわたしは、強制されないとダイエットなんてできないことを知っていたのでパーソナルジムの体験教室を予約した。

そこで申し込みをしてからジムが始まるまでの2ヶ月、まずは夜ご飯の炭水化物を抜くということから始めた。

なぜ申し込みを決めてやる気になったのかは前にブログで書いた気がするので割愛。

初回のジムが始まった時は一キロくらいは体重が減っていたんだけど、これまで欲望のままに生きてきたわたしとしては夜の炭水化物を抜くことですら超超大変なことだし続けたことに自分自身で感動していた。

でもそれくらいでは体に変化なんて訪れることはなく、そしてダイエットとはそんな楽なものではなかった。

 

ジムに通い始めてから、わたしは人見知りであることが苦痛であるとともに絶大な効果を発揮することを知った。

わたしが選んだコースは週に2回、一回45分のトレーニングで、まず最初に着替えをして身体測定をする。体重はもちろん体脂肪率や筋肉量、基礎体力や水分量まで細かく数値化される。そこで前回よりも数字が悪くなっていたら、ジムの先生にサボっていると思われる、それが怖くて気を抜くことができなくなった。

ちなみにいうと先生は全く持って厳しいわけでも冷たいわけでもない。気さくで優しいんだけど、わたしは仕事やバイトでも一人前になるまで対等にフランクな会話をすることができず心を開くことができないというタイプの人見知りを発揮する。だから勝手に先生に対して恐怖と罪悪感を感じているだけね。

これがダイエットにとっては良い方向に働いた。

食事指導は別オプションなのでわたしはそれは選んでないんだけど、先生が良かれと思い食事についても簡単なアドバイスをくれた。

それを聞いてわたしはこないだ言ったのにやってないじゃんと思われるのが怖くて言うことをめちゃくちゃ素直に聞いていた。

その結果現在のわたしの食事は朝ヨーグルト(冷凍ブルーベリー入れる)とプロテイン豆乳、昼は納豆ご飯と玄米、夜はサラダと+α(卵やチキン、サーモンなど)というお前モデルかよみたいな謎ストイック食事となり、しかもこれを1ヶ月以上続けている。そしてその上一食のカロリーは400キロカロリー以下に抑えている。

これに加えて、ジムのない日は2日に一回は家でも筋トレをしてる。

 

不思議なことにこれまでの人生、我慢なんて一度もできなかったのに体がその生活に慣れてきて食べなくてもそれを苦しいと思うことは少なくなってきた。胃の容積は確実に減り、それだけの食事でもお腹が空かなくなってきた。

でもわたしはまだ欲深き人間なので、やっぱり爆裂にマックを食べたくなるし甘いものを摂取したくもなる。そんな時はYouTubeでひたすら大食いの動画を見てる。楽しい大食い動画をみるために今まで見たことなかったパパラピーズの動画とか見てる。タナカガちゃんかわいい。

 

そんなこんなで食へのかなり強い我慢をしているんだけど、わたしが我慢しているのは食だけでない。大好きな服や雑貨を買うことも我慢している。

これは単純にお金がないから。ジムに大金を注ぎ込んだせいで本当にお金がないのだ。本来のわたしであればお金がなくても使う、欲しいものはほしい時に買うと言うのがポリシーなんだけど、何か一つの強い我慢をしていると、我慢をするということに慣れるのか、ちゃんと古着屋でウィンドーショッピングして一目惚れしても買わずに家に帰って来ることができるようになっているのだ。

結婚式用のドレスとか必要なもの以外、洋服はもう数ヶ月買ってない。これはわたしからするとマジのマジですごいことなのだ。

とりあえず前回の給料でジムの支払いは終わったので次回の給料からは少し洋服にお金を使えるようになるだろうから、それまでもっと痩せてやるぞと言う意識高い系女子になってる。

 

ところで普通大人はこんなに自分で頑張ったアピールはあからさまにしないものだと思うよね。それはそうなんだけど、ここまでの我慢と努力をして、実際体重は5キロ、体脂肪率は5%落としたと言うのに、自分から言わないとなかなか気づいてもらえないのよ。

自分では毎日体重計に乗っているし見た目の変化も表れていることに気づいているんだけど、近い友達や同期がマジで気づいてくれない笑

わたし元々好きな人に振り向いて欲しくて、とか、結婚式までに、とか、明確な目標があるわけでもないから、モチベを保つのってなかなか大変なのよ。

だから「あれ?痩せた?」とか言ってもらわないとマジで努力が虚しくなってくんの。

それで会社でも頑張ってるアピールをしまくったところ、優しい先輩たちが「後ろ姿小さくなった」とか「こじんまりとした」とか絶妙なワードセンスで褒めてくれるようになってわたしのメンタルは保たれている笑

 

ジムは2ヶ月コースでやっているので、残すところあと2回となった。とりあえず当初設定してたマイナス5キロは達成出来たんだけど、それでも大学時代の体重まで戻るには少なくともあと3キロは落としたいので、そのあとは自分で引き続き食事制限とたまの筋トレを続けようと思っている。

 

でもね、嬉しいことがあったのよ。去年のコロナ禍の最初の緊急事態宣言で、マジで外出するやつは悪な風潮があった時期に、どうしても服が欲しくなって古着屋のオンラインでビンテージのバーバリーのワンピースを買ったのね。それが届いて着てみようとしたら、ボタンが閉まらなくて着れなかったの。でも可愛くてお気に入りだから、痩せて着れるようになるまで絶対にもってようと決めてたワンピースがこないだ着れたのよ。それがまず何より嬉しかった。今はお出かけの機会もなく感染が拡大しすぎてキャンセルした遊びの約束がいっぱいあるからまだ誰かにお披露目できていないんだけど、今度お出かけしたりみんなと遊ぶときに絶対着ていこうと思ってる。見たみんな可愛いって褒めてね。

 

あと、我慢ではないんだけど、これまで会社には眉マスカラ以外何もしないガチのすっぴんで行っていたのね。これを最近、下地とアイメイクだけするようになった。いや、アラサーの女性として終わってんのは知ってるけどわたしの中の女子力が上がったよって話。

多分これはダイエットモチベが高いのと合わせて、ドレッサーに伊野尾くんの写真を置いているからだと思う。笑 伊野尾くんのきゅるきゅるではちゃめちゃに整った顔を鏡の前に置いておくと自分がすっぴんのぶさ顔ではいられないなと思うので。全ジャニオタにおすすめこの方法笑

 

そんなこんなで未だ高いダイエットモチベを保っているわたしなので会った時に痩せたよね?と言うことと、一緒に遊んだ時に1人だけ低カロリー食を空気読まずに食べていることを許してね。

 

ps、eleganceのマスカラ下地とZEESEAのリキッドのキラキラのアイシャドウ褒められ率高くておすすめです

条件反射

「条件反射」

 

今日は622日、通称むににの日ことHey!Say!JUMPの伊野尾慧くんの31歳の誕生日です。2年前の今日も伊野尾くんへの感謝の気持ちを綴ったブログを書いたのだけど、翌年の2020年、伊野尾くんの誕生日を迎える前にオタ卒ブログを書いたので2年ぶりのお祝いブログとなる。

 

なんでオタ卒したはずなのにまたこんなブログを書いているのかというと、そりゃそうだろという話だが、またオタクに出戻っているからである。

明確な理由はないけど力を借りなくても生きていけるようになったとオタ卒ブログには書いたんだけど、23月の繁忙期、繁忙が過ぎてヘトヘトになった時にまた力を借りることになったことが出戻りのきっかけだった。

 

わたしの仕事上、普段は定時〜30分残業程度のホワイト労働環境なんだけど、1年に1度、約2ヶ月ほどにアホかというくらいに業務量が集中する。毎日9時〜23時までお昼休憩も取らずに働き、しかも週6勤務が1ヶ月間続く。寝て仕事しての毎日の中で、絶対に睡眠時間を確保した方がいいのはわかっているけど、わたしは自分の時間がないと死んでしまうタイプの性格なので睡眠時間を削ってでも趣味の時間を作っていた。

そんな体力がヘトヘトの状態の時に、天使のように舞い降りたのが伊野尾くんだった。

 

1年位オタ卒をしていたので、リセットまでは行かないにしろ伊野尾くんの素晴らしさを改めて1から吸収できたというか、いちいち「最高なんだけど、、、、、、、、、、、」という感じで、オタクになりたての頃のようにGoogleで画像検索して美を噛み締めたり、メディアの露出を追いかけ直したりして疲れた体に伊野尾くんから与えられるパワーを染み渡らせて繁忙期を乗り越えた。

録画を解除していたメレンゲの気持ちを再度録画し始めて、なんとか最後の伊野尾くんのカラオケ100点企画に間に合ってよかった、、、、自担がカラオケで熱唱する姿なんて見れないでしょうよ普通、、、、、感謝や、、、、、。

 

そんな感じでじわじわ出戻りしているわたしに拍車をかけたのは、ジャニオタ友達との交流だった。

いつもライブに行く時は1人か、山田くん担の高校の同級生と行っていたんだけど、なかなか会える環境にいないし、身近にはJUMP担がいなかったので、そんなにオタク友達とオタ活を楽しむということはしたことがなかった。(後で書くけど言葉を選ばずに言うと同担拒否なのでオタク友達を作るということはしないようにしている)

実際今もJUMP担はいないんだけど、元々仲の良かった友達が嵐担だったということがわかってから、それぞれのオススメ動画を見せ合い、良さをプレゼンするという会を定期的に開いている。

そうやってJUMPのいいところを人にオススメしていると、そうだよね!やっぱさいっこうのアイドルだよね!!!!!!!という自分の中での気持ちも高まり、かつ、どうにかして沼に引きずり込みたいという感情が働き、自分自身の熱量も上がっていった。

 

幸いにもオタ卒をしていた期間が長くなかったのでジャニショの公式写真も追い付けたし、リリースもそんなに多くなかったのですぐに集められた。ちょうどコロナ禍になった位でオタ卒していたこともあり、ファンクラブ動画も通常期よりもかなり充実していて、ボリュームたっぷり遡ることができた。

オタ卒期間にファンクラブ会員の更新をやめようとしていたわたしを説得してくれた友達たち、ほんとにありがとうね。。。おかげで会報も抜かすことなく後追いできました。

 

今はリハビリ期間というか、全盛期にオタクだった頃(ツアー19公演応募したり札幌まで1人で遠征に行ったりしていた頃)に比べるとまだ落ち着いてはいるんだけど、それでもまあまあの熱量を持っているので、オタクでない友達と会う時にモンスターにならないよう気を付けている。それでもSNSではうるさくてごめんなんだけど。

 

最近はYouTubeで中島裕翔くん担の子の動画を見るのにハマっていて、若いんだけど愛がえげつないし善良なオタクかつ今時珍しいいにしえのオタク(サンリオ好きのギャル)で、もう好きの気持ちがピュアすぎて本当に可愛いし、愛おしくて、しかももちろん共感できる部分が多すぎてわかる、わかるよ、、、、、となっている。

それでその友達の子もよく映るんだけどその子が伊野尾くん担で、その子もギャルなんだけどもう伊野尾くんのこと大好きすぎてピュアで可愛くて愛おしい、、、、ってなってる。

そういう純度100%の一途な子たちを見ると、自分はまだまだライトオタクだしそこまで人生はかけられないなーと少し申し訳なく思ってしまうこともあるんだけど、もうわたしも28歳なので、自分のオタクポリシーに沿って楽しくオタクできれば問題ないか、という悟りは開いている。

 

昔からわたしは信仰型オタクだと自分のことを言っているんだけど、宗教に擬えていうと、まず好きなもの(音楽やアイドル)はわたしにとって救いの道を差し伸べてくれる教祖のようなもので、その人に近づきたいとか、同じ世界線に生きたいとか、その人になりたいとかそういう感情はなくて、あくまで自分が楽しく生きるための道を示してくれて、救い出してくれる存在なんだよね。もちろんわたしの思想は教祖によって影響されているんだけど、主体は自分であって、自分が生きる力を与えてくれる存在。だからそのために必要なお布施は払うし、お祈りはするけど、別にその人がわたしの人生の主役にはならない。それでいてわたしは日本人なので信仰している宗教はひとつじゃないんだよね。音楽もアイドルも、それぞれに本当に心から大切で、でも別にどれか一つに絞らなきゃいけないとも思っていないし、人生を捧げたいとも思っていない。初詣は神社に行ってお葬式はお寺で行うように、その時々によってそれぞれの都合の良い思想を使い分ける。

こういう思想って、ほんとに人によってそれぞれだから、一概にオタクと言っても意見が合わないからわたしはオタク友達を作らない。だから言ってしまえば同担拒否なんだよね。元々関係値が出来上がってる友達がオタクであればお話しができるから、たまたま同じもの(大枠だけど)を好きでいてくれる友達がいることがほんとに感謝よ。

 

ちょっと話は戻るんだけど、Youtubeで見た伊野尾くん担の女の子が、さっきも書いたようにギャルの子で、わたしよりも全然若いし多分学校の同じクラスにいたらお友達になっているようなタイプの子ではないような感じなんだけど、そんな人種違いの人が全く同じ人の担当をしているというのが、伊野尾くんが巨大組織のジャニーズ事務所のアイドルなんだと思わせてくれてとても良い。(どちらかというと、もしかしたらわたしがマイノリティーである可能性が高いんだけど)日本の全女子の半数ほどは潜在的なジャニオタなんじゃないかと思ってしまう程圧倒的な人気と実力と力を持ったエンターテインメントのプロ集団なんだよねジャニーズって。人数も多く一人一人違った魅力があるから、それで20数年間全く興味のなかったサブカル女のわたしみたいなやつがかっさらわれてしまう。

 

元々わたしはジャニーズが嫌いとかはなかったけどあの独特のキラキラオーラとかが苦手で歌って踊るのも良さがわかんなかったんだけど、マッシュで緩めのカジュアルな服装を着てチャラついた発言をしている、ある意味ジャニーズのアイドルっぽさのない伊野尾くんが気になり好きになったという経緯がある。

だけどそれは本当に外から見たイメージだったなと思っていて、今ではわたしの中のアイドル=伊野尾くんだし、見た目がサブカルホイホイと言われてはいるけど、アイドルという職業を冷静に捉え相当な努力をして全うしている伊野尾くんを本当に尊敬しているし一生ついて行きたいなと思う。ビジュアルも内面も含め天才的にアイドルなんだよね伊野尾くん。しかもジャニーズのアイドルなの。そこが本当に大好きで。多分、伊野尾くんがジャニーズのアイドルでなかったらきっとこんなにハマることはなかっただろうなと思う。

 

伊野尾くんの良さと好きなところは日々更新されていくのだけど、文字に起こすと到底数時間で書き切れるようなものではないのでここで一旦やめときます。

 

最後に、伊野尾くん、31歳の誕生日おめでとうございます。本当にいつも生きる力をありがとうございます。楽しく生きてください。一生ついていきます。

 

(ちなみにタイトルは伊野尾くんのソロ曲)

 


未来はいつも思ったよりも優しくて風景がふいに滲んでくる

「未来はいつも思ったよりも優しくて風景がふいに滲んでくる」

 

可愛い女の子というのは、生きているだけで周りに幸せを与えてくれるものだ。今わたしは特定の好きなアイドルがいるわけではないけれど、これまでたくさんの女の子に救われてきたし幸せをもらってきた。
先日、わたしが初めてきちんと「推し」として認識し、応援しようと決めた最初で最後のアイドルの高倉萌香ちゃんが、NGT卒業後芸能界に復帰していることを知ったのでこのタイミングでブログを書きたいなと思った。

もともとわたしは、学生時代から何故か友達の中で好みの顔の子をめちゃくちゃ愛でるということはしていたけど、バンドやお笑いにしか興味がなく女の子のアイドルグループなんてどうせ口パクだし顔で売ってるだけでしょ、と斜めから見ていた。
(時代を遡ると小学生時代にモー娘。黄金期は辻ちゃんが好きでカードを買ったりはしていたけど。)

時代はAKB全盛期で、テレビっ子だった私は2010年の選抜総選挙を見ていたとき、悔し涙を流しながらほっそい体で決意表明をする松井玲奈ちゃんを見て、めちゃくちゃ可愛い子がいる!!と思ったのを覚えている。
とはいえ、まだまだこの時点ではファンでもなんでもなかった。

その後、上京し一人暮らしを始めてから、めちゃくちゃ深夜番組を見るようになった。そのときにふいに見たのが当時のSKEの人気メンバーがやっていたコント番組の「マジカルラジオ」だった。
そこでわたしは再度玲奈ちゃんの可愛さに惹かれ、かつ他のメンバーの可愛さや愛くるしさに惹かれにわかファンになった。
この時点でまだ、アイドルを応援するということを知らなかったわたしはCDを買ったりライブに行ったりということはしておらず、テレビの出演を追うくらいの本当にお茶の間ファンだった。

初めてアイドルのライブを見たのは同じく深夜番組を見ていて好きになった恵比寿マスカッツだった。恵比寿マスカッツの存在は地元にいた頃から知っていて、というのもテレビ東京が映らない地域に住んでいたのでテレ東の深夜番組というものに憧れを頂いていたしおぎやはぎが好きだったので、東京に行ったら絶対マスカッツを見たいと思っていたからだった。
マスカッツは当時のわたしからするとセクシーで可愛くて面白いお姉さん軍団だった。体を張って下品なことも可愛いこともやってくれて、番組も面白かったし毎週楽しみに番組を見ていた。
わたしの推しはザコこと坂本りおんちゃん(当時の芸名)で、マスカッツが解散することになったツアーでどうしてもりおんちゃんを見たくて初めておそるおそるライブを見に行ったことを覚えてる。
みんなとっても可愛かった。

マスカッツについては第2世代も初期は好きで、第2世代の推しは夏目花実ちゃんでした。マスカッツ内においていじられキャラだけど可愛くて負けん気が強い子が好きだったのよねわたし。
ライブにも行ったりCD買ったりはしてたんだけど、第2世代についてはどんどんメンバーが抜けていき、地上波での放送が終わったときくらいのタイミングでわたしも応援をやめてしまった。

その後に出会ったのが冒頭で書いたNGT48だった。
NGTを知ったきっかけは、これまたAKBの総選挙でおぎゆかちゃんという子が無名の中4位になったというニュースを知ったことだった。おぎゆかちゃんはエスニックな顔立ちで手足が長く華奢で驚くほどに小顔で、アイドルというよりはモデルのようなビジュアルだったので興味をもち、そこからNGTについて調べるようになった。
マスカッツの第2世代を応援している頃くらいに、わたしは伊野尾くんきっかけでジャニオタになっており、性別は違えどアイドルを応援するということに慣れてきていたので、NGTへの熱の高まり方はオタクに向かってまっしぐらだった。
まずはメンバーのビジュアルがとても好みだった。ほとんどが新潟出身のメンバーで構成されていることもあり、雪国育ちの色白さと純朴な可愛さ、そしてのびのびと自由に育てられている奔放さがわたしのツボに刺さった。
AKBの姉妹グループでありながら、活動は本当にローカルアイドルで、県民からも愛されていたし、地元にとても貢献していると思った。
にいがったフレンドという冠番組は本当にアイドルの番組としてこれ以上ないくらい面白かったしメンバーの魅力を引き出していたなあと思った。
本格的にNGTを好きになっていく中で、推しメンができた。それが高倉萌香ちゃんだった。萌香ちゃんは一見不思議ちゃんでホワホワしているように見えて、ファンの人に対する発言や自意識がとてもしっかりしていて自己プロデュース能力がとても高いなと感じたし、それでいてふわっと消えてしまいそうな儚さや、どこにいても目で追ってしまう魅力があった。
萌香ちゃんにどうしても会いたくて、人生初めての握手会を応募した。NGTに関してはCDも全タイプ買って有料サイトも登録し、ランダムの生写真も買った。機会さえあれば新潟の劇場まで行くつもりだった。
ただ、これまで多くのアーティストやアイドル、芸人さんを応援してきたけど、AKBグループの課金システムほど複雑なものはないと感じた。チケットの取り方やサイトの登録などがとにかく分かりにくく、これじゃ興味を持ってくれた新規取りこぼすよ、と思った程だった。(これは余談)
まあその複雑な仕組みをどうにか乗り越え、2018年12月、わたしは初めて握手会に参加することにした。もちろん相手は萌香ちゃん。買ったのは1枚だけだったので多分10秒くらいだったと思う。会場にはおっさんばかりいて、システムもわからずドギマギしながら、パーテーションで区切られた握手会スペースに入った。生で見る萌香ちゃんはとにかく細かった。折れるんじゃないかというくらいに細い腕で、お肌は真っ白で毛穴とかなくて。でも緊張してうまく喋れないわたしに「お疲れさま〜〜〜」と謎の声かけしてくれてやっぱちょっと不思議ちゃんだなとか後から冷静になって思ったんだけど笑。その時はもう頭まっっしろででもわたしの着ている服を指差して可愛いね〜〜とか言ってくれたりしてもうわけがわからぬままとりあえずブースから出たんだけど、放心状態のまま色々起きたことを思い出してたら帰りの電車で何故か涙が止まらなくて、人間で可愛いものを見ると涙が出るんだなと思ったこと覚えている。

その数日後、あの悲しい事件が起きた。
わたしは萌香ちゃんを推していたけどメンバーみんなのことが大好きで、NGT48というグループの雰囲気が大好きだったから、あんなことが起きるなんて信じられなかったし本当にショックだった。
みんなのことを信じたくてもどうしても信じられないくらい事態は大きくなって、自分が信じられないことも、世間のファンでもなんでもなかった人たちがメンバーのことを袋叩きにして、事件とは関係のない、見た目に関する誹謗中傷をしていたりするのも耐えられなかった。
それと共に、あんな事態になっても適切な対応をしない運営に対しての不信感は拭えるものではなく、そんなトップが運営しているアイドルグループなんか応援できないと、わたしはそこでファンをやめてしまった。

自分自身、性格は悪いんだけど人を貶めたりいじめたり、ということを絶対にしたくないし、実際周りにいる友達はそういうことをしない子しかいなかったので、真偽の程はわからないけど、そういうことがあったかもしれない、ということが本当に悲しかった。あんなに仲よしそうだったのに、って。見えていた世界が、作り物だったんだという現実を受け止められなかった。
別にプライベートが仲良くなくていいし、ビジネスライクな関係であったとしてもいい。彼氏がいたっていいし性格がきつかったとしてもいい。だけど人を傷つけて貶めるようなことをするのはどうしても無理だった。
実際に何があったのかはわからないけど、傷ついたメンバーがいたのは事実で、それをなかったことにして応援はできなかったんだよね。

ファンをやめた後、萌香ちゃんはグループを卒業した。グループ卒業後の活動については明言されてなく、SNSの更新もめっきり止まっていたので、芸能活動を引退したと思っていた。いまだにSNSはフォローしてるけど、更新はされていない。

でもひょんなことで萌香ちゃんがまた芸能活動を始めていることを知った。懐かしく思ってふと萌香ちゃんをYouTubeで検索したら、数ヶ月前にアップされているTBSの番組の公式チャンネルの動画に萌香ちゃんの姿があった。
未来の女優スターを育てる番組のオーディションに応募していて、合格していたみたいだった。
応募資格が事務所に所属していないことだったので、現状事務所には入っていないようだけど、昔に比べるとすごく演技が上手で、少し大人になったけど変わらずに可愛い萌香ちゃんだった。
秋元康が絡んでいる企画のようなので前回のトラウマから少し拒絶反応が出てしまったけど、萌香ちゃんが輝けるステージがまたできたことが嬉しかった。
女優さんとして、朝ドラに出ている萌香ちゃんが見て見たいなと思った。絶対に国民から愛される魅力を持っている子だと思うので。

とは言ってももう萌香ちゃんはアイドルではなく女優を目指して頑張っているので、わたしができる応援は、出演番組を見ることくらいしかないんだけど、いつまでも笑顔で、幸せに暮らしてほしいな、と心から思います。

NGTの事件後、ずっとそれについてのことを書けずにいたけど、萌香ちゃんが新しい道を選んでくれたことでやっと言える。頑張ってね!!応援してます!!