かわいくなりたい

「かわいくなりたい」

最近齢27歳にして漠然と可愛くなりたい願望が強くなってきている。

一番大事なことはダイエットであることは百も承知でいったん置いておくけれど、とにかくかわいくなりたくて化粧品を買ったりかわいい洋服を買ったりしているし、ちゃんとした生活を送るようにしている。

基本的に私は卑屈で、自分がブスであることやデブであることをマイナスにしか捉えていないので見た目に関してコンプレックスしかないんだけど、自分が好きなものや可愛いと思うものに関してはめちゃくちゃ愛を持っているしセンスあると思っている（自分では）。

だってそももそ自分がいいと思って好きになっているのにそれに対して自信ないって意味わかんないじゃんね。

だから自分自身について褒められるより、持ち物や髪型、服装とか付属する部分を褒めてもらえるのが一番うれしい。

とはいっても自分の芋臭さや量産型サブカルであることにコンプレックスもあった。

富山のことは大好きだけど、生まれも育ちも東京で育った人と比べるとどうも余裕がないというか、お洒落に対して必死感が出てしまう部分があったり、自分の好きなものが典型的なサブカルの枠にぴったりはまっていることの没個性が嫌になる中二病の部分がある。

誰もそんなこと気にしていないんだけど、簡潔に言うとわたしはめちゃくちゃ自意識過剰なのです。

最近はもう完全なるアラサーで、そんなことも少しずつなくなってわたしはわたしですが何か？くらいのマインドなので可愛いネイルをすればインスタにあげるし、デパコスを買ってもインスタにあげるけど。

（大森靖子ちゃんマインド的な感じになってる。わたしはわたしのかわいいを生きる、みたいな。）

それでまあ何が言いたいかと言うと、わたしは将来的にキュートなおばあちゃんになりたいのです。

もう大学生からずーっと好きなものが変わらなくて、いつまでも古着が好きだし、可愛い襟元のレトロなワンピースが好きだし、女の子はロングが好きだし、家具は昭和感あるものが好きだし、カラフルなものが好き。

お金があれば平屋に引っ越して昭和の団地のような部屋を作るし、一生下北沢で買い物するよバリの勢い。

学生の頃は古着を着ててもなんも違和感なかったけど、最近はちょっとさすがに顔が更けてきて大丈夫か、と感じることがあるにはあるんだけど若作りは絶対にやめない。

今年で28歳になるけど、まだまだ20代前半に見えるよう若作りをしていく所存である。

でも個人的に、50代くらいになってもキュートなワンピース着てるおばちゃんて超かわいいと思うし、それがおばあちゃんになっていけばよりクールだなと思うんだけど、30代～40代が難しそうだよね。

質のよい古着を見つけていく目を養っていこう。

ちなみにわたしは古着屋さんで自分の好みの服を見つけるスピードがまじで早いのでそこはみんなに主張していきたい。ほんとに早いよ。レコードマニアがレコードショップでジャケットをめちゃ早いスピードでめくっていくのと同じくらいの速度で並べられてる服のハンガーをめくっていくの。（どうでもよすぎ）

あと、全然関係ないけど冬の服ってコートが可愛すぎるよね？一番大好きなのはダッフルコートだけど、丈感と生地の質、フードの付き方、色味、トグルの材質、すべてにこだわりありすぎて、変なダッフルコート着てる人が一番嫌いなレベル。大学生がよく着ている折り曲げるとチェックの模様が出てきてショート丈のくそちゃちいベージュのダッフルコートは本当にこの世から無くしたほうがいい（過激派）

去年の5月にめでたく姪っ子ちゃんが生まれて、それがもう本当にかわいくてかわいくてこの世の人間の中で一番かわいいくらいかわいいのだけど、私はその姪っ子ちゃんにかっこいいおばちゃんと思ってもらえるようなおばちゃんになりたい。

かっこいいの定義はもちろんいっぱいあるんだけど、私の中のかっこいいの定義は自分の生きたいように生きている大人で（もちろん自立していなかったり人に迷惑をかけているのは論外）、きっと私はこのままいくと結婚できないし独身だろうけど、姪っ子ちゃんからみて、おばちゃんてなんかいつまでも若々しいし楽しそうに生きてるよね、と思われたいのです。

直近の夢は、姪っ子ちゃんが物心ついた頃からBUMP OF CHICKENを聴かせ、中学生くらいになってお洒落に目覚めたころに一緒に下北にお買いものに連れて行き、サブカルの英才教育を受けさせること。

別に本当にサブカルになってほしいわけではなく、むしろ私みたいになってほしくはないんだけど、何かを好きになるとこんなに人生楽しくなるよ、ということだけ教えてあげたい。

それ以外の部分に関しては普通にお姉ちゃんの子供として育ってくれれば絶対いい子になるだろうし。（うちのお姉ちゃんは何故私の姉？というくらい健やかでピュアな陽キャ）

なので最近急に美意識が上がったかのように見えるわたしのことを痛い目で見ないでね、という話でした。

転職して時間はできたのにお金がないので、いま物欲まみれのモンスター状態。

だれかわたしと一緒にお買い物にいきましょう～～～～～。